クモユニ74製作記~総武線の荷電編成・1
5.台車の加工
台車の加工
 台車は定番の「日光モデル」製DT13を採用しました。但し,両端の「端梁」を追加しました。 その製作方法は以下の手順の通りです。
 
 
 行程  加工内容  備 考
 A.  台車枠へ穴を孔ける。  
 B.  端梁の製作。  
 C.  排障器の製作,取り付け。  
 A.台車枠に穴を孔ける。
 0.6φを両端に孔けます。 位置は台車枠の左右で上と下と成ります。  この孔に端梁をはめ込みます。 尚,左右で上孔と下孔を分けるのは端梁の回転を防止するためです。 もし,これをしないと取り付け孔を軸として端梁が回転してしまいます。
端梁をはめ込んだ状態。
 B.端梁の製作。
 0.5t真鍮板で製作しました。下の写真(左)はパーツです。 この写真で上から4および5番目にご注意下さい。両側に飛び出した突起が台車の孔に入ります。寸法は図面をご覧下さい。 尚,実際の端梁とは若干,形状を簡略化しています。
端梁は形状で左右があります。  ほぼ完成! 片側を接着し「3支点」の構造にしています。
 C.排障器の製作,取り付け。
 排障器にはいくつかの形状があります。 作例は実物とは違う化も知れませんが以下の通り製作しました。 製作に当たっては4輛分必要(都合8個)なので治具を製作しました。
C-1. 治具
 左は「排障器本体」を
0.4t真鍮帯から製作するためとステーをハンダ付けするための治具です。
C-2.
 治具で真鍮角
線(0.8mm□)を曲げます。 これはステーと成ります。曲げ終わったら切り込みに糸鋸を通し切断します。
C-3.
治具を使い排障器のパーツを作る。
C-4.
治排障器のパーツ(左)と完成(右)。
ステーと排障器本体を治具にセットしてハンダ付け。
レール面からの高さを確保し端梁にハンダ付けします。 伝導装置はスパイク製のモータートラックです。
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